
アメリカで生活していると、車がなければとっても不便ですよね。
日本に住んでいれば交通機関を使って色々なところへ足を運ぶことができますが、アメリカの大都市以外では免許がなければ正直どこにも行けません。
しかし、アメリカでは日本と比べてかなり簡単に免許を取得することができるのです。
私は日本の免許を取得せずにアメリカに渡米しましたが、運転経験ゼロ、交通ルール知識ゼロの状態でも運転免許を取得することができました!
今回は、アメリカケンタッキー州で運転免許を取得する方法について紹介していきたいと思います。
免許取得までの流れ

ケンタッキー州での免許取得の流れは
- ブルーレター(受験許可証のようなもの)の取得
- 筆記試験(仮免取得)
- ドライビングテスト(本免取得)
となります。
筆記試験に合格するとその場で仮免許を受け取ることができ、ドライビングテストに合格すると当日すぐに本免許を受け取ることができます。
ちなみに、この三つの過程の中で一番大変なのは「ブルーレターの取得」です。
ブルーレターの取得については、このあと詳しく解説します。
費用について

日本で30万かけて取得するのがもはやバカバカしく思えてきてしまいますよね(笑)
費用は試験に合格した時点で支払いをするので合格できなければ支払う必要はありません。

ブルーレターの取得について

1、ソーシャルセキュリティーカードを取得する
ブルーレターを取得するにあたって一番最初にやらなければならないことはソーシャルセキュリティカードの取得です。
近くのソーシャルセキュリティオフィスで申し込みをすることが出来ますが、申請書類を揃える必要があるため、留学生の方は留学生向けの学校の機関に相談することをお勧めします。
オフィスにてカードを発行できないと言われる場合がありますが、その際は免許を取得したいと伝えればカードに代わる書類を発行してくれるのでその書類で手続きを進めることが出来ます。
2、ブルーレターの申請をする
カードor書類が手元に届いたら、次はブルーレターの申請です。
こちらの手続きで必要となる書類は、
- パスポート
- I-20
- I-94
- ソーシャルせキュティカード
- 自分の住所を証明できる自分宛の郵便物
です。
これらの書類を持って近くのBCIS(Bureau of Citizenship and Immigration Services)というオフィスへ行き、指示に従って申し込みフォームに記入すれば2週間後にはブルーレターが郵送で送られてきます。
筆記試験について

筆記試験を受けることができる時間帯と曜日は決まっているので、事前に調べておく必要があります。
私の場合は木曜日の8時から限定でした。
必要な書類は、
- パスポート
- ブルーレター
の2点です。

前の日にアメリカの標識と当たり前の交通ルールを適当にネットで復習しただけで私は合格しました(笑)
「日本語の試験用紙をください」と言えば当たり前のように日本語の問題用紙をくれるので必ず試験管に問い合わせてみることをおすすめします。
試験が終わったらその場で答え合わせをして、大体間違いが7問以下なら合格となります。
見事合格すれば、その場で写真を撮って仮免が発行されます!
筆記試験の費用は12ドル(約1200円)です。安い!
合格した場合その場で仮免の写真を撮られることになるので、しっかりと身だしなみを整えて行くことをおすすめします。

仮免について(ルール)

仮免を取得すればすぐに公道を走ることが出来ますが、
仮免取得者が運転をする際は必ず「助手席に21歳以上の本免許取得者が乗車していること」という条件があります。
これは法律で定められていることですので、運転の練習をする際は必ず21歳以上の本免取得者に同乗してもらいましょう。
ただ逆に考えるとそれだけで公道の運転を許可されてしまうので、私はアクセルがどっちかもわからない状態で車を運転し始めてとても恐ろしかったのを憶えています(笑)
最初は学校内で夜に練習したりするなどして、運転には十分に気をつけてください!
ドライビングテスト(本免許取得)までの期間について

アメリカで免許を取得する方は、大きく3つに分けることができます。
- すでに日本の免許を取得している方の場合。(年齢による制限はなし)
- 21歳以上(アメリカでの成人年齢)で、日本の免許を取得していない方の場合。
- 21歳以下で、日本の免許を取得していない方の場合。
筆記試験までの行程は全て同じですが、それぞれ仮免から本免取得までの期間が異なります。
日本の免許をすでに取得している方と21歳以上の方は仮免取得から1週間でドライビングテストを受験することが可能ですが、21歳以下で日本の免許も持っていない方は仮免取得から本免取得まで必ず6ヶ月期間を空けなければいけません。
ですから例えば10月に筆記試験を受けたとすれば、本免を取得できるのは一番早くて4月になるということになります。

まとめ
いかがだったでしょうか?
アメリカケンタッキー州での運転免許取得のおおよその流れはこんな感じです。
日本で取得するよりもはるかに安いですし、時間もかかりません。
自動車大国アメリカでより充実した生活を送るために、是非免許取得の第一歩を踏み出してみてください!