
アメリカには、日本とは比べ物にならないほどたくさんの大学があります。
中にはキリスト教色の強いところや、そこまででもないところなど様々ですが、実際に生活してみないとどれだけキリスト教が根付いているかというのは分からないと思います。
日本ではあまり宗教という概念がないので、不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
今回は、私がキリスト系の大学で生活してみて感じたことや規則などを紹介していきたいと思います。
※あくまで私の体験談になりますので全ての大学に共通するわけではありません。ご了承ください。
キリスト教大学の規則

簡単にまとめると、
- 校内での飲酒は禁止
- 女子寮への男性の出入りは夜12時まで(男子寮への女子の出入りも同じ)
- 他の大学よりも多くキリスト教についての授業を取らなければならない(3クラス:9単位分)
- 卒業するまでに◯回以上教会に行かないと卒業できないという決まりがある
こんな感じです。
慣れてしまえばそこまで苦ではないです。
しかし、飲酒や男女でお泊まりをしたことがバレると多額の罰金が科されるのでそこはちょっと厳しいですね。
キリスト教大学に通う生徒

ほぼ全ての生徒がキリスト教徒です。
キリスト教は「隣人を愛せよ、神が創造した全てのものを愛せよ」という教えなので、キリスト教徒の生徒たちは皆優しい人ばかりです。
しかし、彼らは幼い頃からずっとキリスト教徒として過ごしていて、キリスト教徒として生きるのが当たり前なので、私たちが無知のまま土足で踏み込もうとするのは嫌がります。
例えば、Oh my God!という言葉はよく使われますが、中にはGodという言葉を軽々しく使わないでほしいと不快に感じる人もいるのです。
宗教の話題については、少し気を張りながら話をしなければならないです。
教会はどんな感じ?

日本で暮らしていると、教会に行く機会はあまりないと思います。
キリスト教徒は、週に2回、水曜日と日曜日に教会に行きます。
キリスト教の歌を歌い、聖書を読み、話をしているのを聞きながら個々に頷いたり、ジーザス、ハレルヤと声をあげます。そしてそのあとに懺悔の時間があります。
私は初めて行った時、かなりの衝撃を受けましたが、教会の雰囲気も教会によってそれぞれ違うようです。
また、キリスト教徒ではない私たちは彼らのように懺悔をしたり歌を歌ったり懺悔をしたりする必要はありません。
話を聞きながら座っているだけで十分です。
キリスト教に関する授業は難しい?

そこまで難しいわけではありません。
私たち日本人も中学校や高校でキリスト教については軽く学んでいますから、その基礎を知っていれば問題ありません。
しかし、聖書の一節と関連づけて意見を述べるエッセイの課題は大変でした。
周りの学生は皆、聖書は頭の中に入っているようなものですから、よく知らない私たちはまず聖書に何が書いてあるのかから勉強しなければならないので大変です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アメリカはやはりキリスト教色が強いですが、それがどこまで強く根付いているかは実際に行って体験して見ないと分からないです。
しかし、キリスト教の学校にいるから徹底的にキリスト教について理解しなければならないということはないですし、自分もキリスト教徒にならなければならないということももちろんありません。
考えると不安に思うこともあるかと思いますが、実際に体験してみると「あ、結構平気だな」と感じるはずです。
是非参考にしてみてください!
